ミドル脂臭は「生ゴミのニオイ」とか言われるように、かなり耐えきれないニオイ。
それに対して加齢臭は「古本のニオイ」「枯れ草」「ロウソクのロウのニオイ」とか言われるように、そこまで嫌われるようなニオイではないですよね?
特に本好きの僕としては、古本のニオイとか、ある意味ノスタルジックな感じすらします。
実際に、おじいちゃんやおばあちゃんと同居の家庭で育った人は「加齢臭は気にならない」「むしろ懐かしいニオイ」という人も多いんです。
そもそも「加齢臭」という言葉が騒がれ始めたのは2000年くらいから。
その前には加齢臭なんて言葉もなかったわけです。
おやじ臭いみたいな表現はあったと思いますが、ある程度普通のことだったんですよね。
それでは、なぜ、ここまで加齢臭が騒がれるようになったんでしょうね?
やっぱり最近の風潮として清潔主義すぎて、ニオイに対して敏感な人が増えたというのがあるでしょう。
が、それにも増して原因として大きいのが、
やっぱり「核家族化」が進んで、おじいちゃん、おばあちゃんと一緒に過ごしていない、おじいちゃん、おばあちゃんのニオイに慣れていない人が多くなった。
ということらしいです。
なるほどですよね。
子どもの頃から一緒に住んで慣れ親しんだニオイなら懐かしさを感じますが、今の時代、近所付き合いも少ないし、おじいちゃん、おばあちゃんとの触れ合いって少ないですもんね。
僕も子どもの頃、おじいちゃん、おばあちゃん家に遊びに行ったときのニオイを覚えていますが、確かに古本のようなニオイがしてました。
でも、臭いというより「あ、おじいちゃん家のニオイだ」って感じでしたもんね。
まぁ、ニオイの感じ方は人それぞれですが、そういう時代背景を考えると、
加齢臭が嫌われるってのは、少し寂しい気がしますねぇ...
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